太宰治の魅力

テレビで
高校の
教師が作った教材を紹介していた。
虚無的な内容が、
太宰の文章と
秋葉原の無差別殺人犯のメールの内容と
似ている箇所があることを示す教材を
つくった。


そして
どこがちがうか、
問いかけた。
ある生徒が、
太宰の文章には、
人生における
絶望や悲嘆をとらえて、
そこを超えていけ
という
励ましのようなものを感じると、
答えていた。


太宰はそのような葛藤のなかで
もがき続けたひとかもしれない。
メールには、
問題をみつめ深める営みはみられない。
それが決定的な違いだ。


二つの文章の比較から
太宰の文章にある魅力を浮き上がらせた
授業。
早速
一度読み返してみたい。