等正覚にいたるという和讃

親鸞は85歳にて、
夢告の和讃に始まる正像末和讃
和讃猛烈な勢いでつくられた。
念仏の信に目覚めたものは、弥勒と同じ
等正覚にいたるという。

真実の立脚地を得たものは、
いま弥勒が迷いの衆生を救おうとして準備して
おられるのと、同じ心構えを頂く。
人生の苦難を恐れて生きることから決別し、
孤独や激しい苦しみを持つ人々を友として、
悠々とその苦を共に超えて生きる。そんな
心境を表そうとしておられるのだと受け止めた。