100年以上経った、いまだからこそ・・

東本願寺の瓦を西尾で
製造し、納めた。


事績は文字で記録されても
職人さんらの仕事の中身は
分からない。


手で一枚一枚に精根こめて
つくられた瓦。
門徒がつくったのだ。
この瓦は
売り買いする”もの”ではなく、
こころが込めらているもの。
それらが両堂に葺かれていたのだ。


職人さんの仕事自体どのような
ものだったのか、
いまはもうわからなくなっている。


今回それを訪ねて行った。
すると、
数少ないのだが、
そういう仕事が遺っいることが
分かった。


だるま窯が保存されている工場を経営する高橋さんと
そのつながりで、
タタラの仕事をされる杉浦さんにあうことが
できたからだ。


100年まえでは
ふつうに行われていたのだから
あえて
そのことを聞くことも無かったであろう。


いまだからこそ
聞くことができたのである。



△タタラ作業をする杉浦さん

タタラとは、

タタラ作りの名前の由来は瓦づくり→鉄づくりから来てるみたいです。

踏鞴製鉄(「鑪(たたら)」 せいてつ、英:tatara iron making method)とは、世界各地でみられた初期の製鉄法で、製鉄反応に必要な空気をおくりこむ送風装置の鞴(ふいご)がたたら(踏鞴)と呼ばれていたためつけられた名称。

瓦づくりのさいには、瓦の原料の土を足で踏み瓦板を切り出す前の塊を作っていました、その様子が鞴を踏む姿に似ていることから、今も同じ行程で作る陶板づくり技法の名前に残っているようです