中村久子氏に学ぶ

赤羽別院にて暁天講座。
三島多聞師を講師に
「中村久子に学ぶ」
の講演。6:00〜7:30
まで、
急いで帰寺(7:50)したが、おあさじは
もはや終わっていた。


ヘレンケラーからその生き方を
絶賛された。
両手、両足を失った重苦を引き受け
立ち上がったひと。
歎異抄にであい
親鸞にであった。


手足がないことが、
自分を迷信から護ってくれた
とも語られたという。
それは祈っても願っても
どうにもならない事実。



その事実をありのまま
受け入れ、
生かしてくれたものが
真実信心である。
よく「生かされている」
自然の恵に感謝し・・とかいう
ひとがいるが、
久子氏の生かされているのは
親鸞阿弥陀様が背景にある。
そうでなければ、独りよがりの
思いこみということになると。


煩悩具足の我が身を引き受ける。
事実を事実と受けとめるところに、
真実の喜びを開いた久子女史。
そこからわたしたちの信心のあり
ようを見直してみようと語りかけ
られた。