続 無別道故

利害損得
好き・嫌い
愛憎
ねたみ
憎しみ

このようなものからのがれられないのは、
我執を大地ように思い
生きざるをえない身だからだ。


しかし、またこのような世界では
のびやかな気持ちになれないし、
ゆたかで深い喜びもない。


ひととひとのあいだにある断絶がある。
だからくるしみながら、
これを超えて通ずる場を求めるのだ。
念仏として表現される法にある。