アジャ・リンポチェ師仏教法話会続報

呼びかけ人のフデ君から、文章を送ってくれたので
読んでください。



日本に限らず、全世界で発生している食品偽装問題や環境問題。 そして、利益主導型経済の破綻など、私達を取り巻く環境はとても厳しい。しかし、よく考えてみると、こうした現状は、自分さえよければよい、他人より少しでも優越した生活をしたいといっ た私達の自己中心的な考え方がもたらした、私達自身の産物では ないだろうか。
宗教や民族間の対立も、相手を認めない、一方的に自分の価値観を押し付けることが原因となっていることがとても多い。仏陀の悟り以来、数千年の歴史をもつ仏教は、様々な国に伝えられ る中で、形を変化させてきた。しかし、全ての生き物に慈悲や調和を 説く仏陀の教えは、全ての仏教宗派に共通している。チベット仏教も そのひとつである。
アジャ・リンポチェ師も、チベット仏教の教えを通じて、相手に対する思いやりや、私利私欲の無意味さを伝え、地球上に存在する全ての 生き物も、宗教も考え方も、全て平等でかけがえの無いものだと伝えているように思います。
中国に生まれたモンゴル人であるアジャ・リンポチェ師自身、国家、
民族摩擦の中で苦難を経験し、その経験を乗り越えて現在の活動をおこなっています。世界中で様々な問題を抱える現在、師の法話は、全ての人たち、生き物が、より平和で幸せな生活を享受するために何をするべきかを、私たちの内面に訴えかけてきます。これからの私たちのために、ぜひ皆さんにも聞いていただき、新たな視点に触れていただきたいと思っています。