映画「ふるさとをください」を観にいく

すこし遅刻してしまった。
心のクリニックのH氏の挨拶の途中で入場。
H氏は
精神科の医師。
治癒した人々の社会復帰に力を入れておられる。


精神障害に対しての偏見差別は特に強い。
社会復帰していくには、地域の理解が不可欠だ。
今日の映画は、
そのテーマを取り上げたものである。


実際あったことに取材をして、
ジェームス三木が脚本を書いた。
不理解から差別してしまうという
問題をよくまとめてあったと思う。
しかし、物語の手際よさが、この映画を啓蒙的な、
教科書のようなものに
してしまっているのが残念。


実際のことなのに、
映画が描く物語の
現実感は乏しかった。
作り過ぎの物語より
もっと素朴な、
ドキュメンタリーに近いものの方が
説得力があるんじゃないだろうか。


物語としては不満だが、H医師の取り組みと、
そこから発信しようする事柄は、この映画に簡潔にまとめら
れていると思う。

H医師の挨拶