バチカンの省察

朝日新聞の今日の朝刊に、
カソリックの調査チームがまとめた報告書の
紹介記事を載せている。
ニューエイジ的宗教性の魅力を見くびっては
いけません。」
ニューエイジとは、従来の宗教のわくに収まらない
瞑想やヨガ、セラピー、東洋医学、さらには地球
を一つの生命体と見なす環境運動まで様々な形を
とるものとしている。
私も地球村のイベントに行って、これは新しい
宗教の形なのだと感じたことがある。
 そのあと報告書のなかからこのような言葉を
抜き出している。

「人々は様々な制度に帰属する必要をますます
感じなくなっている。にも関わらず孤独は現代人
の大きな悩みの種です。」また
「人々は、キリスト教が自分たちの本当に必要
とするものを与えてくれない。、あるいは少な
くとも、与えてくれなかったと感じています。
「人々の心のなかのしばしば声を発することの
ない叫び声を理解することが必要だ。」

まさに、キリスト教を仏教と、または大谷派
の僧侶である自分に置き換えねばならない。
仏教者もこのような厳しい自己批判を言葉に
して自覚する必要を深く感じた。