葬儀ー会館にて、

会館での葬儀、
今日ふと
その式場ですました顔をして歩いている自分の
姿に気付いた。


会館での葬儀に慣れてしまった。
その自分の感覚に気付いた。
病んでいるものが、その病んでいることへの自覚がない
というような。

流れ作業のように葬儀を行っていることに
違和感がずっとあったはずなのに、
いつの間にか慣れている自分。


便利では、あろう、
だが、
ひとの一生を偲んで、おくるのに
ふさわしいやり方なのだろうか。
そんなことをずっと思ってきたのに、
いつのまにか
そこで
すました顔をして歩いている、
その感覚はすくいようがなく、
かなりおかしい。