Jazzと語りのコンサートへ

サムシングにて
コンサートあり。
前半はジャズ、後半は田中さんの創作物語。
ジャズの演奏とともに語られる物語は、
極悪人が
ブランコに乗って・・
その途端空中の放り投げられて
小鳥になる。
飛んでいくと、自分の誕生に立ち会い、
人生の岐路に立ち会い、
いままで見ようとしなかった、
過去の自分とたちむかうことで
再生していくというあらすじである。
これは、
私の勝手な要約だ。
作者からはそんなもんじゃないと
文句がでそうだが。



勝手に解釈をすすめると、
それは
まさに
機の深信の物語だと思う。
わたしの現在のありのままの姿は、
いまの私からは見えない。その悪や罪は
本当にはみえない。
その時その時で劣等感や自己嫌悪に陥ったり、
優越感に浸ったりするが、
自らの姿を真実に知ることからはほど遠い。
自分はまあまあ善いもんだくらいに思い直して
やり過ごしている。


それゆえ迷いに沈み続ける。
この物語では、死をとおして初めてみえた自分のすがた
となっている。


転換し再生せしめるはたらき
それが機の深信なのだ

サムシングのコンサート