昨日、殉教法要で刺激的な講演を聴いた。
講演 阿満利満氏。
日露戦争のときのこと、
ロシアでキリスト教の一派※が、
徴兵制に反対した。
トルストイがそれに心を惹かれ
私財をなげうって
国家の弾圧の様子とともに信者のことを調べたという。
素朴な信仰が
国家の誤りを見通す智慧を持っていた。
それに打たれたトルストイは
日本の仏教教団に、非戦の声をあげよ
と促したが、
非現実的だとして、拒否されたという。
残念だ。しかし、
いま、わたしたちに、
そのような素朴且つ強靱な思想があるのか。
※ドゥホボール教徒