血のかよわないものって

あさから名古屋までお仏壇が
入るということで、お参り。
車中にて、施主さんとおはなし。


トヨタの下請けに勤めて、定年された
かたである。
トヨタいい会社なんだけれど、
これから心配だ」と言われる。
日産の下請け時代もあったけれど
トヨタは違っていたそうだ。
むかしとかわったのは官僚的な
対応がつよくなったとか。
上層部は柔らかな考えであろうが。
会社自体は硬直化していく。
致し方ないのかもしれないが・・。


どんなものもそういう問題を抱える。
人ごとではない、
わが東本願寺は。事は、
本山だから深刻なのだ。
トヨタとは較べ物にならないが、
宗教教団にしては大所帯の本山。
同質の問題をかかえている。
別に営利を目的とした企業なら
いたしかたなしといっていれば
すむんだけれど。
「むかしのトヨタは血がかよっていた」
と、つくづく回想されたのには、
強く印象づけられた。


血がかよわなく、暖かみもない本山、そしてこの末寺は、
いったいなんなんであろうか?お寺は単なる建物でしか
ないってことになってしまう。