思い通りになった自分とならないときの自分との落差

その両者はえらく気分が違う。
その問題が深刻であれば、そーとう違う。
だがその落差はなにも根拠がない、という根拠はある。
その根拠は、念仏にある。
この迷いの生のまっただ中にそれはある。
他人の評価に、また
思い通りになるかならないか、一喜一憂している自分。
そのように変動し続ける者を、
自己を見失っている者、まよいに沈み続ける自分であると、
見いだすもの。それは仏に属するものである。