内田樹氏のこと

氏のことを知ったのは、
「いきなり始める浄土真宗西本願寺の本からだ、
宗教そのものの意味を氏のように考えたことが
なかった。
「遅れてきたものへ、」という一文が鮮烈だった。
いま自分といっているそのものは、いったいどの
ような生を生きているのか。その根本のところが
すっぽり抜け落ちている。そして目の前のものに
振り回されている。
 根本が抜け落ちているという自覚もがない。
こんなことがはっきりしないまま宗教を論じてい
たなんて。
もういちど読み直してみたいところだ。
きっとあらたなものを発見するだろう