「幸せはうかうかとすぎてしまう 悲しみはしみじみと美しい」

という一節。
たいせつに一日一日暮らそう、願っていても
うかうかとすごしてしまう。
大変な問題があれば、不安になって
為すべき事に手がつかない。
平穏な日々が続けば、怠惰になる。

今日一日を大切にということが難しい。
念仏とは、そんなわたしに、
そのとき、そこに存在することの大切な事実に
立ち返れと呼び戻す、呼び声を聞くこと。