養老氏の出演番組をみた

昼ご飯をいただき、
来客の予定があったので
待ちながら
テレビをみていた。


バカの壁」の養老孟司氏が出演している。
ニートにふれて、
自分にあった仕事があるはずだ、
なんていう考え方はナンセンス
自分だって解剖学者がすきだなんてことは
なかった。
やってみて見えてくるものがあり、
最初から自分と合う仕事っていうのは
本当に希有な幸福な例だろうという。



それから、

本居宣長
生業は医者だが、
それは生業であって、
それはそれとして
生活を維持し、
二階の書斎では
国学の研究に
勤しむ。
その全体がひとが生きることだと。


まあそれらは、面白かった。
しかし、彼の靖国について書いた
下りを書店で立ち読みをしたが、
これはどうかと思った。


戦争という歴史を
忘れようとするものと、
忘れまいとするものと、
どうせかみあわない。
ということを
知れというような趣旨だったように
思う。
(何せ立ち読みなので不正確かも?)
彼の壁理論からゆけば、

私たちは、

「分かり合えるはずがない」
とみとめることが大事だと
わかればそれで終わりなのではなく、
断絶があることをみとめればこそ、
及ばずながらも

壁の向こうに広がる
韓国や中国の人々の
戦争への眼差しに
思いを馳せる必要があるんじゃないか。