真宗門徒として立ち返る地点

お寺にいて仏教を学ぶものとして
そのあり方を考えるうえで大切な視点を与えらたように
思った。



それは、障害をもっているかたがたを
支援するnpoの会合でのこと。


会の主催者が発表した、
障害に苦しむひとびとに寄り添える社会の
ありようは、そのまま人々が住みよい人的
環境を作り出すという信念だ。


宗教には、社会を作っていくうえで
切な役割があるのにもかかわらず、
そのような働きを失ってしまった。
真宗門徒としての本来のすがたを志向するとき、
障害を持つ人々への取り組みをはずすことは出来ない。



今日の会で学んだこと。①障害をもっているひとを理解し、受け入れられる地域社会は、同時にこどもたちや大人ご老人にとっても住み良い街なのだ。②障害者の居場所がない。住む場所と働くところ。とくに精神の障害を持ったひとには厳しい。完治したひとも病院にいなければならないという悲惨な現状がある(愛知県内で約1000人といわれる)。