回向発願心

探していた仏教聖典の言葉のメモ



回向発願心というは、過去および今生の身口意に
修するところの、世・出世の善根及び他の一切の
凡聖の身口意業に修するところの世・出世の善根
を随喜して、この自他の所修の善根をもって、こ
とごとくみな真実の深信の心のうちに回向して、
彼国に生ぜんと願ず。ゆえに回向発願心と名づく。


 また回向発願とは、かならずすべからく決定の
真実心のうちに回向して得生の想いを願作すべし。
(かならず決定して真実心のうちに回向したまえる
願をもちいて得生の想いをなせー親鸞 信文類)
この心深く信ずることなを金剛の如く一切の異見
異学・別解・別行の人等のために動乱破壊せられ
ず。(選択集 三心章 西P1240)