「心は私の私有ではない」という詩

今日の夕刊にのって
谷川俊太郎の詩
上記のことばに共感、
メモっておこう。


とくに心は私の私有ではない
以下がおもしろい


心よ

心よ
一瞬もじっとしていない心よ
どうすればおまえを
言葉でつかまえられるのか
滴り流れ淀み渦巻く水の比喩も
照り曇り閃き翳る光の比喩も
おまえを標本のように留めてしまう


音楽ですらまどろこしい変幻自在
心はわたにの私有ではない
私が心の宇宙に生きているのだ
光速で地獄極楽を行き来して
おまえは私を支配する
残酷で恵深い
心よ