称名

念仏:

ほとけをおもうことが
すべての仏教の内容である。

仏教をあたまで理解しようとすることも
座禅のように身体でもって行ずることも
すべて
仏の境地に近づこうとして
仏をおもうおこないである。


しかし、


こころはいつもさわがしく
いろいろなもにに
かきみだされている日常を生きる
われわれには、
そのような手段をもって
ブッダのこころに
近づくことは不可能である。


そのような存在を診断して
み名をとなえるという手だてを
編み出してくださったのである。