この世に生を受け・・

四十九日のおつとめをすませた。
その家のお孫さんやら
若いひとも詣っている。
三十五日の法要でおおかた
話してきたのであるが、
それに付け加えて
すこし話す。


お経の分類
菩薩のための教
そのなかで頓教であることの意味。


選ばれた教えは、
菩薩の教、そのなかで頓教である意味。



この世に生を受けることは
けっした当たり前ではない。


まれに受けた人身を
声聞など特別な環境に
出会うものや漸教のように
長い努力と時間を条件とする教えでは
むなしくしてしまうかも知れない。


その生をむなしく終わらせない
教えとして選ばれたもの。