2009-11-02 現世をいのる心 親鸞和讃 「仏号むねと修すれども 現世をいのる行者をば これも雑修となづけてぞ 千中無一ときらわるる」 我執を根底において、 現世いのるこころがもとになって 仏道を求めようとしている矛盾。 それでは絶対にほとけになれない。 この矛盾が人生の大問題であり、 仏様がこの世に出現した根幹に関わる ことがらである。 「教道滅尽ときいたり 如来出世の本意なる 弘願真宗にあひぬれば 凡夫念じてさとるなり」