田中長嶺顕彰会のこと

田中長嶺さんを
殉教絵史作者として
しか知らなかった。
不明を恥じるのみ。



田中氏は
明治時代に
貧しい人々の生活を
よくしようと
まさに身を粉にして
つくされた。



その姿を
句仏さんは


春風や仏を削る鉋屑



と詠まれた。
身を尽くすあなたの姿が
そのまま仏のすがただと
詠んだ。


句仏さんにとっての仏とは
どんなかたなのかということも
ここに表現されている。


長嶺さん。

あなたのことを全く
といってよいほど
知らなかった。