浄土のあまり風

まだあつい日が続くが
朝夕には涼しい風がふく。
あつい日に
さぁっとふく涼しい風を
むかしのひとは
浄土からふいてくるあまり風と
いったそうな。


そんな風に
ふっと生き返るような
気持ちになる。


お念仏は、
我執によって
がんじがらめのわたしに
御浄土そのものが
届けられる。
浄土からの風だ。
身もこころもリフレッシュする。


たのしいときも、
悲しい気持ちだろうが、
思い通りになって満足のときも
思い通りにならなくて
悩んでいるときも
どんな気持ちでいようとも、
そこを大切にいきようという。
意欲がわいてくる。