一色の月参り

一色へいくと、
いつもドリンクなぞを用意して
待っていてくださった、
そのご主人が急に亡くなられたのだ。
そしてもう二ヶ月。


今日も伺うと、以前と同じように
奥さんが
飲み物を用意していて下さった。
家に入ると、
そうだ、
もうみえないんだったと思う。



お内仏のまえに座ると、
親しくかたりかけてくださった声が
きこえるようだ。
おもわず対話している。
そして、
南無阿弥陀仏と大切に称えておられた
すがたを想って、お勤めをさせて頂く。