破無明闇

今朝のおあさじ会輪読から、
教行信証に学ぶ」平野修師著(p152ー157)

人間は所詮欲の塊だと言って、自分を蔑み他の人間
を蔑んでいたことは、最も深い意味において、人間
の傲慢さを表しているのです。・・自分をいじめ、
他を蔑むということは、大変愚かであり、傲慢なも
のであるという自覚を得る。
 これは、人間は愚かな者だと、自嘲気味になるの
と天と地ほどの違いがあります。開き直って厚かま
しさのうえにもう一つ厚かましくなったわけです。
 ・・そのように開き直ることしか出来なかった。
このことが大きな厚かましさをもっていたというこ
とが」無明の闇が破れるという意味になります。
 それは、仏の仰せが我々を導くという意味になり
ます。

教えを学ぶことが、いつのまにかこの傲慢の大きな
穴に落ち込むことがある。そこから自分のちからで
は脱出できない。ながい停滞を経験した。