力をあわせて

彼岸会を勤める。
案内・お勝手の手配・当日の段取りなど・・
住職がいくらがんばってもその数十分の一
ほどもできない。


江戸時代を経て
ながいあいだ伝えられた
お彼岸の法会。
かぞえられないほど多くの力を合わせて
今日の法会も行われた。
このようにしていろいろな時代を
貫いて、勤められてきたのだ。


勤行後住職法話、往生について、
引き続き、第一部
H医師による講演。
講題は「人々が支え合うやさしい町作り」。
障害をえたひとの目線から
ゆたか町にとって大切なことを教えられた。
実際先生はそれをこの町西尾で
やろうとしておられる。その姿勢に
敬意を表す。それ故今日講演を依頼。


仏教は本来
ひととひととの支え合う絆のはぐくんできた
のだと思う。
障害をもつ側の目線から、
ささえあうことの意味をといてくださった。
それは自然に、
人生を豊かな深いものにしてゆく。
すぐに形には現れない支え合う関係、それは
現代社会そのようなものを数値化できな
無用のものとしてきたのではないか。
数値化できないが
それではあらわせないほどすごい宝。
それがひととひとを尊敬し、信頼できること。
それは人間社会の基盤となるもの。

経済活動をするうえでもはかりしれなほどの
財産なのだが、
だれもそのことを気づこうとしない。


午後も勤行ご
M師の法話。仏法の大切さを語る。
そして第二部は、
ほとけさまのからのメッセージをみなで
読んでから、
Kさんのバイオリン演奏とピアノ
EさんS氏による”ものがたりひろば”
参加させてもらって住職も楽しませて
いただいています。
以下は写真で紹介します。

心のクリニックH医師から、豊かな町
づくりは、支え合うひととひとの関係
つくりから。仏教がはぐくんできたもの
なのだが、いまやそのことが発揮されて
いないのが残念。








ものがたり主催E氏、T氏そしてS氏
の味わいある講演。ちょっとユーモラス
な「龍になりたかった蛇」を熱演。
バイオリンはK氏とピアノの競演。
これもこころのこもった詩の朗読とともに
心にのこるコンサートとなった。
会主催のS氏、照明のS氏、音響のS氏に
K氏、パソコン操作のM氏。
みなさんありがとうございました。おかげさま
でよい集いでありました。