ものがたりひろば

第十二回目のひろば。
毎会メンバーの才能技術力がはっきされて、
すごい舞台が繰り広げられた。
一年に一回開催すればすばらしいと思われるような
音楽とものがたりの会だった。


今日はKさんのかたり
Sさんとのやりとりを楽しみにしていた。
”うさぎのみみはなぜながい”
というメキシコの民話である。
本を
読んでいるとなんてことない話が、
おふたりの読み込みによって、
なんともいえない味わいがでてくる。
かわいいウサギにやられてしまう
トラやワニたちがかわいそう。


このウサギと”人間”を重ね合わせてみれば、
ふかいメッセージが込められているような。
おはなしはテンポよい展開で
ものがたりを堪能した。


歌のY氏の熱唱もすごい
その声量とかたりかけるような歌。
太鼓もとぼけた語りが笑いを誘う
たのしい人柄によるのだろう。
さわやかで実に楽しい。


Iさんの
ピアノの演奏に
聞き入りつつ
ものがたりの想像の世界に入り込む。
なんかゆたかな時間の過ごし方だな。
と思った。
EさんTさんが駆けつけてくれて
無事ほとけさまのことばもできた。
よかったね。