今月のことば

境内の黒板に書いた言葉。


あるブログから引用させていただいた。
「ひかりを集める生活は、
それだけ深い闇を作り出すだろう」


この言葉に出会ったとき、
私のお寺の生活を映し出す鏡だと思った。
お布施を頂きながら、
生活の経済的な安泰を願う。
車に乗るなど快適な生活を享受することが
当たり前のようにし、
はたまた、
講演会の運営なども券を売ったりすることを
当然のように行っている。
等々はてしなく光を集める、経済の安泰を
求めるこころが流れ出てくる。


表面的に明るい生活を維持する。
そんなところには、
落ちこぼれないようにという不安がつきまとう。
自分だけは大丈夫だという思いは
当然、他にはつめたく、深い溝がある。


求道とは、
そんな状況からの脱出だったはずだ。
その、初心に立ち返らせる言葉。



畑のブロッコリーと野菜
遅蒔きだったので
まだ、まだ小さい。
だが、急速のこの暖かさでのびてきた。