"仏様って何?”思わぬ形で表されていた

わたしにとっての宗教とは、
それを考えさせてくれた
ショートストーリー。


新聞の相談コーナーからこのようなものがあった。
ある若いおかあさんからの相談だった。
以下私がかってにまとめたものを紹介する。)
(正確には思い出せないのであしからず。
はだしのゲンを観た息子が、
大好きなじいちゃんや家族と死に別れていく
その物語にショックをうけている。どうしたら
よいか?」
というもの。


回答者は、
「幼いものでも人が生きることの厳しさ
をしっかる見ることは必要なことではないか。
そして、それにショックを受けることは当然である。
むしろ大切なことだと思う。
だが、そこでお母さんはその子と抱きしめてあげて
そのような過酷な人生だが、なを生きることは
すばらしいということをささやくかけてほしい」
と言い、
「わたし自身、よくよく考えてみれば
なにが起こるか、わからず、不安だ、だが
近所の車の修理工場の看板に
ア・ハッピー・ニュウ・ツデイと書いてあって、

今日一日、また新たな出会いがあり、
生きていることはすばらしいと、
これを呪文のようにとなえています」と応えて
いた。


このショートストーリーのなかの、
こどもを抱きしめ、過酷な人生だが
なを、生きることはすばらしいと共に
生きようとささやきかけるもの。
それは、私たちの先祖たちが「親さま」
とよんだ仏様のこと。
こんなところに宗教が表現されていた。