護憲的改憲という意見

今日の朝日の朝刊を拾い読みしていると、
大沼保昭氏が護憲派として改憲するという
意見をのべている。
それには相当の危険があり得ると思われる
のだけれど、
この人もその意見の最後にこう述べている。
「・・現在の阿倍政権のもとでの改憲には
反対です。私の護憲的改憲論は、日本の戦
争責任を正面から認めて、アジア諸国との
和解を明確に進めつつ改憲するなら、日本
国民、アジア、世界の利益になるというも
のです。
 残念ですが、今の政権が歴史に真剣に向
き合うとは思えない。現政権での改憲は、
9条を捨てたというイメージを世界に発信
するだけになりかねない。
 歴史に正面から向き合う政権が改憲に取
りくむべきです」
大沼氏は、朝日新聞には批判的なひとのよ
うだ。現実的ではないという点で。しかし
氏の考える理想的な政権もまた理想にすぎ
るかも知れない。
 ただ、現政権での改憲はしないほうがよ
いとう意見はその通りだと思う。