死の意味?

私たちは、生の終わりが死だと思う。
だが、このことについて違ったみかた
があるという。
それは、
未だに、腹に落ちたとはいえないが、
こころにのこる言葉がある。


法話に来て頂いた先生のおはなしだが。
その先生は、
親友の医師が、泣きながらなんでおまえがこの
病気に罹ってしまったのかと、
余命幾ばくもないことを告げられたという。


そのときは、
やはり落ち込み、
怒りのような感情がわき起こったが、
はたと思ったという。
今まで、何となく死は遠い未来にやってくると漠然と考えて
いたが、そうではなかったのだと。
出る息、入る息が生と死で、
一瞬、一瞬が生死だったと。
そのような生を生きていると。



生死一如という目覚めたかたの言葉がある。
それが生の実相だと告げている。
わたしたち迷いの世界のものは生と死を
わける。だが実相は生と死は一如と教える。

生はいまだ捉えられずされど・・・。
生死一如という言葉が気に掛かる。