浄土は死後の世界か?

浄土
死と生一如を知らせるもの。
わたしたちは生と死を分ける。
生死する世界を生きる。
だが目覚めたひとには生と死は一くくり。
生死一如。
それが実際だと知らせるものだ。


生の後の死ではなく、
生死を分けて生きるものに、
一如だと知らせるもの。
そのように浄土は用(はたら)く。
その用きに依って生きたひとは、
もしも、肉体は滅したとしても、
滅びることはない、浄土を荘厳して
用き続けている。