彼岸の集い
仏典童話。
みじかいストーリーに込められた、
ひとが生きるうえでの勇気とはなにか、
尊厳をもって生きるとは?
などなど中身は濃いものがある。
こどものうちにこのような物語の
かたりに耳を傾けることは、
その人生におおきな影響をもつという。
こころの大切な栄養となる。
たぶんすてきなストーリーをこころのなかで
反芻するからだろう。
勇気をもっていきるのはすごいことなんだ、とか・・。
田中ふみえさんのかたりは
張りがあって、生命力にみちあふれ、
和泉麻里さんのマリンバの
ここちよいリズムは、こころを弾ませる。
聴衆は、
生きる勇気、励ましをもらうことができる
公演だ。
いきることはつらいことが多いが、
それでもなお、尊厳ある
生を完成させようとする。
そこにはやはり励ましが必要なときもある。