無常

無常。
最近つよく迫ってくる
寂寥感がある。
みじかなひとの死など、
身が
そがれていくようなイメージで迫ってくる。
無常が
重くて大きな苦として現れている。


そんなに執着心がないとたかをくくっていたが、
このようなかたちで、
おのれの執着心の深さが暴露される。
無常が苦の相を現すのは、己の執着心故だ。


そのような苦をかかえつつ、
また、無常故に生をつよく感じるときもある。
死をつよく感じるとき、
生きているという実感がつよくなるように。