楽のうえん

畑に行ってネギの収穫。
おっ!なかなよい出来だ。柔らかくてうまいネギ
なんだ、これが。
それからしばらくして作業。
畑の掃除をしながらなんだかゆったりとした気持ち
を取り戻した。ウゥーンいい気持ちだ。


思い返すと、
この農園はひょんなことから始まったのだった。
絵解きの会というのがあった。会がおわったあとの雑談で、
私が田圃がやってみたいと言っていたら、
会に参加していたS氏は農大出身であり、
やはり農をやりたいということを知った。
その夜大いにこの話題で盛り上がったのだ。



さっそく御檀家からはたけを借りる話がまとまり、
EMのS氏をさそって3人で農園を始めることになった。
楽しくやろうで「楽」農園と命名
これに込められた願いは、
たのしく農をやりながら
ひとと人との絆をつくって行こうということだ。
また、いろんな夢をかたりあった。
そして、その農園には無農薬のうまい野菜がついて来た。
喜びを分かち合う人のつながりも広がった。


始まりは、予想外の世界にであったような嬉しい驚きだった。
だが、私自身は、
発足一年後頃から、庫裏の建設のために寄付建設工事と、
そのほかに、また一つ予定外の事が勃発した。
気がついてみたら、なんだか
市民農園のようになっている。
それははじめに目指したものではなかったじゃないか。そんな感覚が、先日の
忘年会のMさんのことばからよみがえってきた。