仏説無量寿経梵文訳を読む。

毎日すこしづつ読んでいたお経の梵文訳。
後半にさしかかったところで、
目を疑った。


はるかとーい昔に成立した経典に
いまの自分の姿がそのままでてくる。
それは
すくいようのない
わがすがただった。


はしにも棒にもかかりようのない、
そのものに呼び掛ける。
それは初め厳しい戒めのことばとして聞こえた。
やがて
その存在こそ
どうにかせずにはおけない
仏心として 響いてきた。