うすぐもりはよい天気

いま御庫裡をやっていてくださる
左官さんいわく
こんな薄曇りの日が一番壁にはいいんだと



うまく壁がかわいていくそうな。
この昔気質の職人さんを、
いつも尊敬の眼差しでみている。
会話の一言ひとことに蘊蓄がある。

いちど壁の塗り方を教えて頂き
息子と塗らしてもらった。



やはり当然といえば当然、
むつかしい!
かえって手間をかけさせてしまった。
でも笑顔で、なおしてくれた。


腕のいいこんな職人さんが
ずっと続いていってほしい。
いまや、見直されてはいるそうだが、
木と壁の家が減って、
職人仕事がなくなっていると聞く。